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低用量ピルで生理周期のコントロールと生理痛緩和

低用量ピルは避妊をできるだけではなく、生理周期のコントロールをする事にも役立ちます。
通常、低用量ピルを服用する場合は21日間服用し続けて、7日間は休薬します。
その休薬期間中に消退出血があります。
生理周期を低用量ピルを飲む事でコントロールする場合、生理が来るのを遅らせる方法と早める方法があります。
旅行や出張などがあって生理になる日を調節したい時には良い方法です。

生理が来るのを早めるための飲み方は、早めたい生理周期の前の生理開始から5日目に低用量ピルを飲み始めます。
2週間ほど低用量ピルを継続的に飲み、服用をストップしてから2、3日程で生理がきます。
つまり本来の予定日より1週間程早く生理が来る事になります。

逆に生理を遅らせるための飲み方は次回の生理予定日の5日前から低用量ピルを飲み始めて生理が来てほしくない日が過ぎてから服用をやめます。
すると服用をやめてから2、3日程で生理がくるのですが、生理を早める方法より遅らせる方法のほうが経血の量が多く、生理痛が重くなりがちです。
しかも旅行中など生理が来て欲しくない理由となった日にもピルをずっと飲んでいなくてはいけないというデメリットがあります。

生理を遅らせる方法のほうが効果は確実だとされていますが、特に初めてピルを飲む場合は副作用が出てしまう事があるので、そういった意味では生理を早めるようにするほうが良いです。
どんな副作用が起きるかは個人差がありますが、吐き気を感じたり、だるさを感じたりする場合があります。

生理周期のコントロールは生理不順に悩んでいる人にも効果的です。
ピルは決まった期間ずっと飲み続け、休薬期間を1週間もうけます。
この1週間の間に通常は生理がくるのです。
生理周期をコントロールする事で普段は乱れがちな生理を決まった時期にくるように調整できるので、生理不順の方には低用量ピルによる改善が行なわれる事があります。
その場合は生理を早めたり遅らせたりとは違う飲み方をします。

低用量ピルで生理痛緩和をする方法について

生理痛が重い方は毎月気持ち的に憂鬱になってしまう事も多いのではないでしょうか。
低用量ピルは生理痛の緩和にも効果的です。
ピルを21日間飲んだ後で、休薬期間を7日間作ります。
この間は全く飲まない場合とプラセボという偽薬を飲む場合があります。
この時期に起きる生理は消退出血といいます。
一般的な生理は排卵がありますが、ピルを飲んでいる期間に起きる消退出血では排卵が行なわれないのです。

妊娠していないので子宮内膜がはがれるのは同じなのですが、排卵がないので子宮内膜が厚くならず、その分だけ生理の経血の量が少ないですし、生理痛の緩和にもつながります。
生理痛というのはそもそも生理の時に子宮内膜がはがれる際、子宮が激しく収縮する事が原因で痛みを感じているものです。
しかしピルを飲んでいれば子宮内膜が厚くならないので子宮の収縮も抑制されます。
そのため、生理痛の緩和につながります。

具体的に緩和されるのは腰の痛みや下腹部の痛み、そして経血が出る時の不快感や痛みなどです。
しかも生理痛だけではなく、多くの女性が悩んでいるPMSについても緩和されるので精神的にはかなり楽になる事が期待できます。
PMSの症状の重さと生理開始後の症状は非常に似ており、PMSが重い人ほど生理中も怠さやイライラなどが出やすいので、どちらも改善したいという方にも低用量ピルはおすすめです。

ちなみにピルの服用をやめてから大体3か月ほどで通常の生理に戻るとされています。
ピルを飲んでいても生理がくるようになれば妊娠する事はもちろん可能ですし、胎児に何か問題が出てくるといった事もありません。
排卵される回数がその分だけ少なくなる事から子宮や卵巣を休ませる事ができますので、将来的に不妊予防の効果も期待できます。